THE BŌ
世 界 棒 鑑 定 局
別天津神

天之常立神

アメノトコタチ
Ame-no-Tokotachi

由緒

別天津神五柱の最後に成った神。宇摩志阿斯訶備比古遅神に続いて現れ、やはり独神として身を隠した。

名は「天が永久に立つ」ことを意味する。神格というより、天という状態が続いていることそのものに与えられた名である。

状態に名を与える

この柱にも事績は無い。ただ、天之御中主神が「中心」に名を与えたのに対し、この柱は「持続」に名を与えている。

世界が始まった直後に、日本神話が名づけたのは出来事ではなく状態だった。中心があること、そしてそれが続くこと——最初の五柱が扱っているのはその二つだけである。**物語はまだ始まっていない。**

独神とは何か

別天津神五柱はいずれも独神で、対を持たない。神世七代に入ると神々は男女の対で成るようになり、そこから初めて生殖と物語が始まる。

対を持たない神は、生まないかわりに変化しない。この五柱が身を隠したまま物語に出てこないのは、**変化しないものは物語になり得ない**からだと読める。

司るもの、祀る社

天の恒常。単独で祀る社はごく少なく、造化三神や別天津神をまとめて祀る社に名を連ねる形が多い。

名を呼ばれる機会がほとんど無いにもかかわらず、この柱は古事記の最初の段落から一度も消えていない。祀られることと、記されて残ることは別の事柄である。神名帳に載せる意味はそこにある。

なぜこの神が棒に宿るのか

当局の見立て

変わらない一本。長く外にあったはずなのに、朽ちも割れもせず、拾った日と同じ姿を保ち続けそうな棒。

当局はこの柱を、時間に耐えている棒に降ろす。伊邪那美神が終わりつつある棒の柱であるとすれば、この柱はその対極——終わる気配の無い一本である。

※この節は当局による解釈であり、記紀の記述ではありません。

出現率

1.0%

発行済みの鑑定書のうち、この柱が宿った割合。鑑定が増えるたびに変動する。表記のゆれは名寄せしたうえで合算している。

この神を宿した鑑定書

この柱を宿した公開中の鑑定書は、まだない。

出典

あなたの棒にも、宿る神がいる
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