THE BŌ
世 界 棒 鑑 定 局
国津神

木花之佐久夜毘売

コノハナサクヤヒメ
Konohanasakuya-hime

由緒

大山津見神の娘。笠沙の岬で邇邇芸命に見初められ、その妻となった。姉に石長比売がいる。

名の「木花」は桜を指すとされ、咲いて散るものの美しさをそのまま名にした柱である。

火の中で産む

一夜の契りで身ごもったため、邇邇芸命は「一夜で孕むはずがない。国津神の子ではないか」と疑った。

木花之佐久夜毘売は戸の無い産屋を建てて中に入り、土で塗り塞いでから火を放った。**天孫の子であれば無事に生まれるはず**という誓いである。燃えさかる火の中で、火照命・火須勢理命・火遠理命の三子を産んだ。末子の火遠理命が山幸彦で、その孫が神武天皇にあたる。

咲くことと、散ること

父・大山津見神が二人の娘を差し出したとき、岩の永続を象る石長比売は返され、木の花の栄えを象るこの柱だけが留められた。そのために天孫の命は木の花のように儚くなったと語られる。

美しさを選んで永さを失った——日本神話が人の死を説明するのに、この対比を用いたことは重い。桜が日本で特別な花であり続けている理由の一端が、ここにある。

司るもの、祀る社

桜、そして火。静岡県の富士山本宮浅間大社を総本宮とし、全国の浅間神社に祀られる。富士山の噴火を鎮める神として祀られたのが始まりで、火中出産の物語と火の山が結び付いている。

なぜこの神が棒に宿るのか

当局の見立て

花や実をつけていた一本。桜や梅の枝、蕾の跡が残る木、剪定されずに落ちた花木の枝。

当局はこの柱を、美しいが長くもたない棒に降ろす。乾けば脆く、軽く、いずれ崩れる——それでも一目で目を引く一本。堅牢さと引き換えに美を選んだ棒が、この柱の領分である。

※この節は当局による解釈であり、記紀の記述ではありません。

出現率

まだ記録なし

発行済みの鑑定書のうち、この柱が宿った割合。鑑定が増えるたびに変動する。表記のゆれは名寄せしたうえで合算している。

この神を宿した鑑定書

この柱を宿した公開中の鑑定書は、まだない。

出典

あなたの棒にも、宿る神がいる
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